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残りのコーヒーを一気に飲み干し、ゴミ箱に捨てる。
そんな当たり前の行動すら、今は新鮮に思える。
風に揺れる青々と繁った街路樹をみて、深呼吸をひとつ…。
女性の名前はナミ。
ナミは、再び携帯を開き何処かへ電話をする。
『もしも~し、ナミです🎵
…どうも😃
…うん🎵
…手続き終わりました
…そっちはどうですか?
…んまぁ~じっすか❤
…速攻行きます‼』
ナミは電話を切り、ジーンズのポケットから車のキーを取り出した。
“代車 ○○―○○”
キーをクルクルと回しながら、駐車場に停まっている赤い軽自動的に向け、ボタンをピッ🎵ハザードが2回光り、ロック解除🚗
ご機嫌でドアを開ける。
エンジンをかけ、シフトを“D”に変える。
そして…、
第2の人生が幕を開けた…。
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