63人が本棚に入れています
本棚に追加
私は学校に向かいながらつぶやいていた…。
『帰って来て…。』
別にと~すけにとって、私の部屋が帰る場所ではないが、そう心から願った。
琉君の1番より、と~すけの2番の方が愛に包まれていた。
私は二度としないと決めたのに、と~すけにメールをした。やはり私は番号を覚えてしまっていた。
[久しぶりだね、今話せる?]
と、送ると、すぐにと~すけから電話が来た。
相変わらずの優しい声に、私は甘えたくなってしまった。
[学校終わったら少し、会いたいな。]
もちろんと~すけは会いに来てくれた。
会ってるのを知り合いに見られたら嫌なので、カラオケで会った。
『琉也と何かあったの?』
と~すけは心配そうにしていた。
『…うん、特別何かあったわけじゃないけど…。』
『何かあったなら言ってよ、こんな最低な俺でも相談くらいは乗るから。』
最初のコメントを投稿しよう!