再会

17/18
63人が本棚に入れています
本棚に追加
/232ページ
『今も愛してる…。』 『私には琉君が…。』 と~すけは後ろから抱きしめた。 『誰と付き合ってても、変わらない。好きだよ。愛させて…。』 その言葉に私はキスを許してしまい、カラオケ内は二人の空間になっていった。 やっぱりと~すけが好きだと確信してしまった。 6時からバイトなので、余韻に浸る暇もなく、私はカラオケを出た。 琉君への罪悪感でいっぱいになりながら、私はバイトを終え、琉君の家へと急いだ。 会って、別れを言わなきゃ…。 琉君は全くそんな事を言われるなんて予想もしていないので、楽しく今日の出来事を話して来た。 私は別れを言うタイミングを逃してしまった。 やがて琉君の話しが終わり、私は突然と別れを告げた。 琉君は驚かずに、 『じゃあ今日はもう帰りな。気をつけてな。』 と、言っただけだった。
/232ページ

最初のコメントを投稿しよう!