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『今も愛してる…。』
『私には琉君が…。』
と~すけは後ろから抱きしめた。
『誰と付き合ってても、変わらない。好きだよ。愛させて…。』
その言葉に私はキスを許してしまい、カラオケ内は二人の空間になっていった。
やっぱりと~すけが好きだと確信してしまった。
6時からバイトなので、余韻に浸る暇もなく、私はカラオケを出た。
琉君への罪悪感でいっぱいになりながら、私はバイトを終え、琉君の家へと急いだ。
会って、別れを言わなきゃ…。
琉君は全くそんな事を言われるなんて予想もしていないので、楽しく今日の出来事を話して来た。
私は別れを言うタイミングを逃してしまった。
やがて琉君の話しが終わり、私は突然と別れを告げた。
琉君は驚かずに、
『じゃあ今日はもう帰りな。気をつけてな。』
と、言っただけだった。
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