束縛

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週に一回というのはアヤシイが、彼女は仕事をしているので、土、日で会ってるのかな、と予想していた。 私はどんどん疑い深い、嫌な女になっていた。そして、と~すけも同じだった。 と~すけは琉君と私がまだ続いていないか不安だったようで、毎回キスマークを付けて、携帯も見せて、と言って来た。 私にも付けていぃよ、と言い、携帯も見せてくれた。 ある日曜に、私が同中の男女四人でカラオケに行くと言った時、と~すけはものすごい勢いで、早く帰ってきて、と電話があった。 そんな事を言われても久しぶりに集まったのだから、なかなか帰れず、夕方に帰宅した。 と~すけから電話があってから、もう2時間は過ぎていた。 と~すけは私の家の付近で待っていたが、座り込んでいた。 『気持ち悪いんだ…。』 と~すけは青白い顔だった。そして、病院に行きたいというので連れていった。保険証がないが仕方ない。
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