突然

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私は返信して、席に戻る。彼はバーで見た時はスポーツマン的な感じだったが…明るい場所で見ると、どことなくと~すけに似ていた。意外と色白で、目が切れ長で、そして血液型もと~すけと同じ。やはり私は良く似たタイプの人が好きなのかもしれない。 『そういえば何て呼べばいぃ?』 と、聞かれ、 『だいたいみんな名字から[さぁちゃん]かな。結鶴は呼ばれない。』 『さぁちゃん?俺と一緒じゃん。俺、下の名前が咲太だから、さぁちゃんってツレから呼ばれてる。』 さくた、で、さぁちゃんか。私はさえき、で、さぁちゃん。ちょっと嬉しい。 『じゃあさぁちゃんって呼ぼうかな(笑)でも咲太君で。』 『じゃあ俺は普通に結鶴って呼ぶね。』 お店を出て、ドライブをして、ふと咲太君は車を停めた。 『ここ俺ん家のすぐ近く。田舎だろ?(笑)』 『うちとあんまり変わんないけどね(笑)』
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