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『うちも田舎だからね(笑)』
『で、急なんだけど、俺と付き合ってくれない?』
咲太君は笑顔で言った。
『え?急だね(笑)…私の事、何も知らないよね?』
『うん(笑)今日話して、いぃなって思ったから!』
私はかなり戸惑った。…でも、友達の様にすぐ終わりかもしれない。すぐ捨てられるのかも…。
『…とりあえずもっとデートしたら、で、いぃ?』
『じゃあ一応はオッケーって事だね?』
咲太君は強引だった。
『友達から、で!』
『うん、よろしく。』
咲太君はまた笑顔だった。
『じゃあ送ってくね。その前に…キスしていぃ?』
『え?何で?(笑)』
『…したいから。』
咲太君とのキスは、煙草の味だった。
どうせ明日になったら、もう電話はかかってこない。
みんなそうだった。
私も別に何とも思わない。
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