63人が本棚に入れています
本棚に追加
/232ページ
琉也さんから電話が来た。仕事が6時には終わるらしく、夕飯を食べに行く事になった。
それまで私は眠った。
目覚めると、と~すけからメールが5件来ていた。読んだが、また返信はしなかった。
とりあえず今日はと~すけの事は考えたくもなかった。
準備をして待ち合わせの場所へ向かう。
一応琉也さんからもらった香水を付けて出掛けた。
と~すけを忘れようと必死な自分に気付いた。許したくなかった。
私はまだ子供だ。
例え彼女と何もなかったにしろ…、
無断で約束を破られた悲しみは、百合子の死と同じ位に辛く、痛いモノだった。
大人になれば、こんな痛み、感じなくなるのだろうか…?
最初のコメントを投稿しよう!