別れ

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琉也さんから電話が来た。仕事が6時には終わるらしく、夕飯を食べに行く事になった。 それまで私は眠った。 目覚めると、と~すけからメールが5件来ていた。読んだが、また返信はしなかった。 とりあえず今日はと~すけの事は考えたくもなかった。 準備をして待ち合わせの場所へ向かう。 一応琉也さんからもらった香水を付けて出掛けた。 と~すけを忘れようと必死な自分に気付いた。許したくなかった。 私はまだ子供だ。 例え彼女と何もなかったにしろ…、 無断で約束を破られた悲しみは、百合子の死と同じ位に辛く、痛いモノだった。 大人になれば、こんな痛み、感じなくなるのだろうか…?
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