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時が過ぎるのは
キミが俺の前を走るように
早いのだろう
俺が今、握りしめていたものも
砂のように
風に乗って飛んで行く――
それでも俺達は
走り続けるのだろう
命があるかぎり
この砂がこぼれ落ち
俺達の力が尽きるまで
そして砂時計が止まったら
互いに終りがやってくる
そして空に舞った時
俺達は 再び
逢うことができるだろう
だから俺は涙を流した
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