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自身が頭の中を全て一点に集中して注ぎ込む。
ふと気付くともう終わりの鐘が鳴っている…
いつの間にか大分、時間が過ぎていたようだ今日あった出来事を思い出す。
思い返せば今日は上手くいかなかったな。
集中し過ぎたせいで大切な人を傷付けた事に今更ながら気付いた。
近くにはもう貴方はいない。
どんどん遠ざかる一方だ…
自身に問題はなかった!と、勘違いしていた。
集中し過ぎると一切の感覚が薄れてしまう。
もし集中が途切れていたらなんなく気付けただろう…
貴方は必死に意見を述べていたはず。
そしてその意見に耳を傾ける事が出来ただろう。
後悔ばかりが残る。
自然と頬を伝う雨…
前を向くとそこには傘を持ち貴方が立っていた。
やっと気付けたんだ。
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