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「はぁ…」
優希は現在石段に座り、ため息をついていた。
何故かって?
もちろん通行人の視線が痛すぎるからさ♪
本気で泣きそうだったんですけど。
by優希
「なんでこの時代に来ちゃったんだろうな~…ていうか侍って…ほんとに髷[マゲ]なんだ。」
先程の美少年は後ろで髪を束ねていたが町で見かけた侍は髷の男もそう少なくはなかった。
優希は実物を初めて見たので思い出し笑いをしていた。
馬鹿にしているのではなく、たんに本物を間近でみた喜びや興味深さからである。
「おい。そこのお前。その着物…髪の色…異人だな?」
優希が喜びに浸っていると侍らしき数人の男たちが声をかけてきた。
「そうとも言えるけど言えないですねぇ…。まぁ一応純日本人ですけどなにか?そしてあなたがたは誰ですか。」
男たちはふざけているのかと思ったが優希はいたって真面目である。
優希はこの時代の者ではないから異人と言えば異人と言えなくもないからだ。
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