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「優希ィ~。あんたまた寝坊したの?」
そう言ってさらに寄って来たのは優希と同学年で剣道部副主将の浅葉那都。
優希の親友である。
「うん。ついでにいえば目覚まし壊した!!」
ぐっと手を出しウインクでもしかねない勢いである。
そしてあまりにもあっさりと言い過ぎである。
「あんたいくつ壊したら気が済むのよ…;;今日で一体何回め?」
「20回くらい?」
壊した張本人が文末をあげないでいただきたい。
時計が報われない気がする。
那都は呆れて物も言えないという様子であった。
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