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由紀と待ち合わせ。
正直今日と言う日を恨んだ。
待ち合わせ場所に指定した時刻に行くと、既に由紀がいた。
「何してるの?」
オレは由紀に声をかけた。
「天国から拓哉先輩が来るの待ってます。」
彼女はそう答えた
「え?拓哉が?天国?」
わざとシラを切った。
「はい。でも、そんな非科学的なことあるわけないです。先輩、何か知ってますね?」
彼女はとても鋭い所をついてきた。
「え?何のこと?」
シラを切った。約束だから、拓哉との…
「拓哉先輩の事何か隠していませんか?」
かなりピンポイントでついてきた。
シラを切るのも限界かなとか思ってた。
「多分拓哉先輩夏休み事故に合いましたね。今のアドレスにはその日付が隠されてる。何者かが彼を装って、直美とメールしてる。これが私の仮説です。」
うわ~100点満点だよ。
オレはどうすればいいか悩んだ。
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