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久しぶりに拓哉に会いたくなった…ってか拓哉だったモノは存在しない。
卒業の書類はオレが届けたいと申し出た。
拓哉の仲間もみんな行くと聞かない。
迷惑じゃないのかな…
たくさんの写真と寄せ書きと拓哉の好きな饅頭もって
みんなでスーツのまま広島に…
軽く15人は居た
あるのは実家の玄関前の庭にある小さなオブジェ。
なんでも小学生の頃作ったものらしい。
思いでの品だとか…
これも遺言だった…
みんなが出ていって帰って来るの見たいって…
リビングからの笑い声いつも聞きたいって…
オレが誰も居ない時の家守るって…
とんだ呪縛霊だな…
彼の家の最寄りの駅まで着いた。
今からスーツで山一つ越える。
仲間はみんなそれに納得していた。
拓哉はそれ以上の苦しみだったからって…
歩いて3時間
拓哉の実家に着いた。
そこにはなぜか直美と由紀が居た。
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