遺言

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二時間かけて、彼の搬送された病院まで行った。 拓哉は足がなくなっていた。 腕も片方なかった。 これで本当に生きてるの? 正直不思議だった。 拓哉を見た。こちらに気付いたらしく、苦笑いしている。 わりぃ 彼は謝った オレは苦笑いしかできなかった。 頼みがある。 お前にしか頼めない頼みってか命令 断ったら末代まで祟る 途切れ途切れ、力なく拓哉は言った。 仕方なくオレは頷いた。 2年くらいオレが生きてる様に振る舞って欲しい。 力なく彼は言った。 正直意味がわからなかった。
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