🏃〓地球の果て〓🏃

再会

人生は様々だ。

生活に縛られ目先のことを悩んでばかりの人生、

損得を考え行動しいつも何かしら悔やんでばかりの人生、

快楽追求の末に人に煙たがられる人生、

精神的なものにすがり、本当の生を生きてない人生…。

どれもこれも人間の弱さが発端だと思う。

でもそれは人間である以上、仕方のないことなのかもしれない。

なぜなら人間とはそういうものだから…。

しかし本当の人生を生きるには必要不可欠なものがこの世界にはある。

それは心を許しあった“友”の存在だ。

その心強い存在はどんな状態の自分をも無条件に受け入れ、互いに精神的に対等でいつづけることができる関係である。
それは“運命共同体”であり、“ソウルメイト”とも称する関係だ。

おそらくそれが“友達”としての理想形だとされている。

そして身勝手にも人は“この関係だけはずっと変わらないでいて欲しい”と願う。

しかし大抵の場合は難しいであろう。
なぜならどんなに仲が良くとも、何かしらの変化で疎遠になる場合もあるからだ。

実際はどんな関係もバランスを崩して成り立ってるものが大半だし、
“友情”とはただのキレイ事に過ぎないだろう――。とみんなどこかで思っている。

“友情”とは幻想だ。
はたまた一人よがりだ。

だからこそ
難しい。

特に女性同士になると余計に…。

相手と自分を尊重し、
その距離感を一定に保ち続けるならば半永久的な友情は成り立つが、女性はシビアな生き物だ。

なかなか
そこまでたどり着けない。

今から
夢多き、２人の女性が出てくる。

この２人にとって“友情”とはどういうものになるのか？