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落ちた。
しかもこのマリア、かなりの臆病らしく千春が落ちた瞬間に大暴走。
これではせっかく落ち着いたコンドルまでまた暴れてしまう!!
と思ったが、他の馬には関心が無いのか暴れる気配は無い。
多分プライドが高いんだろう。
遠くの消防車には驚くくせに。
何とかマリアを捕まえた千春は息を切らし、額にたくさんの汗をかいていた。
怪我は無かったらしい。
「大丈夫か?」
「当たり前でしょ、あんたがいきなり暴れるからこうなったのに、なんで優雅に乗ってて私が落ちてんのよ!!」
『そんなこと言われたって……。』
心の中で愚痴るがめんどくさいので言わない。
「ごめん。」
「もういいわよ、落ちた私が下手だったんだし。」
そうゆうとまたマリアに乗り、何事も無かったかのように運動し始めた。
背中は土で汚れているのに。
それじゃあそろそろ障害を跳ぼうかな。
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