高校時代

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障害に向かう僕達はとても落ち着いていた。 障害の高さはクロスバー(バーの掛けかたの一つで二つのバーを使い、×を作るようにした形)の三十cm、股越せる高さだが初めてのコンドルはその高さでも驚く程高く跳ぶ。 ほとんどの新馬はこういった跳び型か、ぎりぎりで跳ぶかのどっちかだ。 他にも逃げたり止まったりすることもある。 「良し良し。」 跳んだコンドルに愛撫をしてやった。 こうすることで跳ぶ事がいいことだと覚えさる。 この後数回同じ高さを跳び、今日の調教は終わった。 下馬する前に終末といって運動した筋肉をほぐすストレッチのために歩かせる。 これをしないと筋肉を痛めたり、肺を痛めたりする。
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