高校時代

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家に帰りコンドルとの次の試合を考えていた。 試合は再来週の日曜で今回の試合ではクロス障害の高さは60cm。 人数はまだ決まっていないが多分10数人だと思う。 絶対に負けられない、コンドルとの初試合だ。 早く試合がしたい。 コンドルと跳びたい。 一緒に駆け回りたい。 そんな想いが胸の中で暴れる。 そんな日々から二週間後 コンドルがなかなか馬運車に乗らない。 「どうしたコンドル?」 「ブヒヒーン。」 「わかったわかった、試合だったら大丈夫だって。」 「ヒヒン。」 「よし、行くぞ。」 なんとか試合場まで連れて来たが、まだコンドルの興奮は収まらない。 こんな状態で試合に出ても負けるだけだ。 それにコンドルにとってプラスにならない。 どうにかしないと……
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