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日本のとある馬事公苑でのこと…
「お~い、大変だ~。ライオネルが産んだぞ。コンコルドとの子供だ。」
そんな騒がしい早朝の出来事が起きたニ年後…
「こんな馬誰も乗れん。もうどっかに売っぱらうからな。」
「ちょっと待ってよお父さん。」
ガチャ………「すいません、ここに暴れ馬が居るって聞いたんだけど?違いますかね。」
「誰なのあなた?」
「あっ!!もしかして君は誠君かね?」
「そうですけど、なんで僕の名前を知ってるんですか?……そんなことよりさっきの話しですが、あの馬を売るんですよね?なら僕が買い取っていいですか?」
「何言ってるのあなたなんかにコンドルは売らないわよ!!」
「いや、君に売ろう。それがコンドルにとって一番いいはずだ。」
「何言ってるの。確かにコンドルは暴れ馬で手に負えないけど…ここで初めて産まれた子供じゃない。」
「誠君は県でも有名の馬乗りさ、それもコンドルのような暴れ馬専門のね。」
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