プロローグ

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それはある夜眠れなくってお母さんの部屋に行ったとき、確かにお母さんは誰かと話してた 「お母さん。誰と話してたの?」 「猫よ…私の猫。大切な大切な…」 「猫さん?」 「あなたにはまだ早いわ。あら…もうこんな時間ね…私も寝なくちゃね」 小さな頃。お母さんはそう言っていた。『猫』私の家に猫なんていないのに… そしてあれから十数年。私の現状は変わった
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