63852人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから君を捜し回って、同じ学年だって分かってすごく嬉しかったけど、教室を覗いていた私をよそに、他の女の子と話をしていたよね。
私にはそれが許せなかった。
しかも話している相手は、学級委員で誰からも人気があって、おまけに美人の倉本舞奈さんだった。
私なんて足元にも及ばない……。
一年生の冬、私はすごく苦しんだんだよ?
でもそんな冬が過ぎて、二年生になった私は、新しいクラスの中に信君がいるということを知った。
すごく嬉しかったよ。
でも、なんでクラス名簿の所にあの倉本さんの名前まで書いてあるの?
神様、ひどいよ……。
最初のコメントを投稿しよう!