五月三日。

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ところが、文句を言いまくる俺たちをまったく気にしない様子で、 「ふふふ。三村君!」 余裕の笑みを浮かべ、舞奈はビシッと三村を指さした。 「な、何だよ? 俺になんかあんのか?」 「三村君。 君、駅に行って階段を登る時、毎回わざと女子高生の後ろを歩くらしいね! どうしてかな?」 三村は額から汗をダラダラと流しながら、青ざめた顔をしていた。 それとは対称的に、舞奈の方は目をキラキラと輝かせて語り続ける。 「ふふふふふ。 最近の女子高生はスカートが短いからねぇ。 そうだよそうだよ! 見えるんだよ! あの見えるか見えないかのギリギリの場所、スカートの中から女の子の下着が! あの見えそうで見えないあの場所から、白だったり黒だったりのアレが見えた時のあの快感! 忘れられないんだよねぇ?」 ニヤニヤ。 黒い生徒会長舞奈、いや舞奈様は、真っ黒な笑みを浮かべながら、自分のスカートをひらひらと揺らした。 「さて、これをバラされたら、どうなるんだろうね? 考えたこと……ある?」 「みょおおおおおおおおおおぉぉっ!?」 三村は死んだ。
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