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ところが、文句を言いまくる俺たちをまったく気にしない様子で、
「ふふふ。三村君!」
余裕の笑みを浮かべ、舞奈はビシッと三村を指さした。
「な、何だよ?
俺になんかあんのか?」
「三村君。
君、駅に行って階段を登る時、毎回わざと女子高生の後ろを歩くらしいね!
どうしてかな?」
三村は額から汗をダラダラと流しながら、青ざめた顔をしていた。
それとは対称的に、舞奈の方は目をキラキラと輝かせて語り続ける。
「ふふふふふ。
最近の女子高生はスカートが短いからねぇ。
そうだよそうだよ! 見えるんだよ!
あの見えるか見えないかのギリギリの場所、スカートの中から女の子の下着が!
あの見えそうで見えないあの場所から、白だったり黒だったりのアレが見えた時のあの快感!
忘れられないんだよねぇ?」
ニヤニヤ。
黒い生徒会長舞奈、いや舞奈様は、真っ黒な笑みを浮かべながら、自分のスカートをひらひらと揺らした。
「さて、これをバラされたら、どうなるんだろうね?
考えたこと……ある?」
「みょおおおおおおおおおおぉぉっ!?」
三村は死んだ。
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