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渚園から帰ると美和子が孝彦の臭いをかいだ。
「クンクン…」
「な、何だよ、美和子…」孝彦は慌てる。
「女臭いわね。ちょっとこっち来なさい」孝彦の首ネックを掴むとリビングへ行った。
「孝彦、あんた、いつまで女遊びするつもり?」美和子は言った。
「何だよ、亭主が帰って来ていきなりそれかよ」孝彦がソファーに座る。
「しらばっくれてもわかるのよ?シャツに口紅ついてるし」美和子はイライラして言った。
孝彦はため息をついた。
「それに、これ…」美和子は雑誌を見せた。
O'z松田真夜中の密会デート…そんな見出しが飛び込んで来た。
「あ…」
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