地味な女

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「次はないって言ったわよね?」美和子は足を組んで言った。 「あ~もう、だから家に帰りたくなんだよ。俺、出かけるから」孝彦はそのまま家を出て行った。 「孝彦、待ちなさい!」 後ろで美和子の声が聞こえたが孝彦は知らん顔で家を出た。 そして…ライブも終わったことだし、しばらく東京の愛人、千里のとこに世話になろうと思った。千里の家は六本木にある。 ピンポン…
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