45人が本棚に入れています
本棚に追加
美和子が出て行って2ヶ月が過ぎた頃、O'zは次のシングルに向けてのレコーディングがスタートした。
「一小節減らしてみようかな…」孝彦は譜面を書き直した。
「ララララ~♪」稲葉がメロディを口ずさむ。
「書き直してる間、休憩してていいよ、稲葉」孝彦は言った。
稲葉はソファーにいる宇川美姫の元に行った。
「休憩だって」
「お疲れ様、浩二」美姫がコーヒーを差し出した。
「サンキュー」稲葉が受け取る。
「ラララ…いや、違うな。ララララ~か…」孝彦はブツブツ言いながら譜面を書く。
最初のコメントを投稿しよう!