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琉生side
ひなちゃんごめんね♪
『きみ~ジンのセフレだよね?ジンを【自分だけの物】にしたくない?』
いつも、ジンの隣には、ひなちゃんがいた。
青空みたいな瞳がジンを【特別】だといっていて。
笑顔は凄く可愛いくて…
照れた時耳が真っ赤になるのが可愛いくて…
涙を流す顔さえ可愛いくて…
それは、すべてジンのもので。
羨ましかった。
あったかくて…
優しくて…
他人の痛みが分かる子…。
ジンが、ただ。
ただただ…
羨ましくて、いっそ…
ジンになりたかった。
あの子が欲しかった……
例えジンを裏切って、あの子を更に、傷つけると分かっていても―…。
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