はじまり

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美香 『という訳なのよ。 まぁあたしにも好きな人はいるからね。 人助けとは少し複雑だったけど…今は慣れたわ。』 と笑っていた。 俺は聞き逃さなかった。 (好きな人がいる。) という言葉を 俺は大きな声で (美香に好きな人いんの!?』 美香は慌てて 『シーッ!!声でかい!!』 幸い、廊下で授業中だっだ事で誰も居なかった。(保健室に行った帰りなので) 美香は顔を赤くして 『そりゃあたしに好きな人ぐらいいるわよ!』 俺はからかうように 『でも今の美香だとフラレるな』 美香は不安そうに 『な、なんでよ!!』 俺は 『だって今の美香ミイラじゃん(笑)』 すると どごっ と鈍い音が 『ぐふっ』 美香の左フックが俺の脇腹に命中した。 美香は目付きを鋭くして 『ミイラは余計だ!』 そういって走って行ってしまった。 俺は腹痛で立てなかった 『保健室に行こうかな…』
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