#1.

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  連れ人が死んだ二年前、戦うために僕は、魔導師であるかとを捨てた。   誰かに剣を教わることが無かったため、かつての記憶を真似ただけの、半ば無茶苦茶な構え。   両手で柄を握り直し、隣国の兵の一人らしい標的を睨み付けた。  
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