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さぁーて!
長老を探さないと…
長老の家は確かこっちだったかな?
家を見つけた。
…コンコン。
「ハィヨ~」
誰だコイツ。
赤いドアを蹴り飛ばしながらカンフーっぽい奴が出てきた。
「すいま千円。ここって長老のお家じゃなかったでしたっけ?でしたっけ?」
わかっていたけど、言ってみる。
カンフーっぽい奴はキョトンとした表情を浮かべて首をかしげた。
よーし、よーし、久しぶりだからな…
僕は深呼吸をすると…
「ケッチョセキリティップネスワナワナティアンゴッゴッゴゴンピヨ?」
訳:すいま千円。ここは長老のお家ですか?
カンフーっぽい奴はあぁ!!!…といった表情を浮かべると、
「てチっア!!!
とンゴょッいさてまくねだい~んぬんふーん!!!」
訳:あぁ!長老ね、少々お待ち下さい。
カンフーっぽいやつは、キョンシーみたいにピョンピョン、手をまっすぐにのばして飛んでいった。
「…???」
…ちなみに僕はカンフーっぽい奴が何て言ってるかわからない。
この、トマト村の言語も別に喋れるわけじゃない。
理解しなくていいのだ。
適当に喋れば通じる。
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