†第5章†

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海流「……」 海流はそれ以上聞かなかった。 柚琉「……」 海流「…柚琉?」 海流は雪波と棗を見つめていた柚琉が気になって声をかけた。 雪波「何?」 棗「……」 柚琉「……。黒猫さん…黒兎さん…」 棗・雪「……‼」 柚琉の発言に棗と雪波は驚いた。 棗「お前…何でその名を知ってる?」 雪波「柚琉ちゃん…」 海流「……(黒猫と黒兎ってたしか…)」 柚琉「え…。わからないんです…」 雪波「え……わからない?」 雪波「はい…。日向さんと雪波さんを見ていたらなぜかその名前が頭の中に…。(何か…大切なことを忘れているような…)」 雪波「そうなんだ…」 棗「……」 柚琉は悲しげに言うので、棗と雪波はそれ以上何も言えなかった。 海流「……」 海流はふと時計を見た。 海流「時間…」 柚琉「え…あ…」 雪波「もう、授業始まってるね…。じゃあ、行こう…」 棗「……」 柚琉達は特力の教室に向かって行った。
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