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海流「……」
海流はそれ以上聞かなかった。
柚琉「……」
海流「…柚琉?」
海流は雪波と棗を見つめていた柚琉が気になって声をかけた。
雪波「何?」
棗「……」
柚琉「……。黒猫さん…黒兎さん…」
棗・雪「……‼」
柚琉の発言に棗と雪波は驚いた。
棗「お前…何でその名を知ってる?」
雪波「柚琉ちゃん…」
海流「……(黒猫と黒兎ってたしか…)」
柚琉「え…。わからないんです…」
雪波「え……わからない?」
雪波「はい…。日向さんと雪波さんを見ていたらなぜかその名前が頭の中に…。(何か…大切なことを忘れているような…)」
雪波「そうなんだ…」
棗「……」
柚琉は悲しげに言うので、棗と雪波はそれ以上何も言えなかった。
海流「……」
海流はふと時計を見た。
海流「時間…」
柚琉「え…あ…」
雪波「もう、授業始まってるね…。じゃあ、行こう…」
棗「……」
柚琉達は特力の教室に向かって行った。
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