266人が本棚に入れています
本棚に追加
寝起きに眠る前の記憶を思い出す勇者、それをカイトが否定すると、単純なのか納得していた。
カイトが勇者に、魔法使いと僧侶が待っていることを伝えると、勇者は二人の下へと駆け出し、告げる。
「行ってくるよ」
勇者達三人は部屋を後にし、それを見送ったカイトは、勇者を見張るため、気配を消して後を追う。
勇者だけなら気付かれる心配は無いが、今回は二人がいるため、用心してのことだ。
数回僧侶が振り向き、不思議そうな顔をし、そのたびに二人が問いかける。
「どうした?」
「何かあったの?」
そのたびに僧侶は何でもないと二人告げて、前を向き、その後ろではカイトが冷や汗を流していた。
距離を測りながら、後を追うと三人は高級そうな店に入っていき、カイトはその近くの店に入って料理を注文する。
勇者が出てくるとわかるよう、入り口を見ながら出てきた料理を平らげ、見張っていた。
しばらくすると勇者達が店から出てきて、それと同時に三人のごろつきが近づく。
その身なりは悪く、勇者に言いがかりをつけているようで、勇者達対ごろつきの戦闘が始まる。
そして魔法使いと僧侶の活躍により、ごろつきを倒した。
最初のコメントを投稿しよう!