初めての町

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寝起きに眠る前の記憶を思い出す勇者、それをカイトが否定すると、単純なのか納得していた。 カイトが勇者に、魔法使いと僧侶が待っていることを伝えると、勇者は二人の下へと駆け出し、告げる。 「行ってくるよ」 勇者達三人は部屋を後にし、それを見送ったカイトは、勇者を見張るため、気配を消して後を追う。 勇者だけなら気付かれる心配は無いが、今回は二人がいるため、用心してのことだ。 数回僧侶が振り向き、不思議そうな顔をし、そのたびに二人が問いかける。 「どうした?」 「何かあったの?」 そのたびに僧侶は何でもないと二人告げて、前を向き、その後ろではカイトが冷や汗を流していた。 距離を測りながら、後を追うと三人は高級そうな店に入っていき、カイトはその近くの店に入って料理を注文する。 勇者が出てくるとわかるよう、入り口を見ながら出てきた料理を平らげ、見張っていた。 しばらくすると勇者達が店から出てきて、それと同時に三人のごろつきが近づく。 その身なりは悪く、勇者に言いがかりをつけているようで、勇者達対ごろつきの戦闘が始まる。 そして魔法使いと僧侶の活躍により、ごろつきを倒した。
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