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最後に白いローブを着て指輪を付けた女性、体系は小柄で可愛らしく、幼く見える。
髪は白髪で短く、目は赤い、体系は寸胴で、武器の類は一切持っていなかった。
カイトは動きやすい上下の服に、両腕に籠手、両脚に脚甲、左胸には胸当てを装備している。
剣帯には鞘に納まった剣が装備され、剣は振りやすい長さ、髪は金髪で短く、目は緑だ。
四人は謁見の間へと向かう、そこには王様と二人の側近、王族親衛隊、騎士団長、魔導師団長の姿がある。
さらには兵士隊長、僧侶部隊長の姿があった。四人は片膝を付き、頭を垂れる、王様が面を上げよと告げる。
そうして話は進み、事前に話していたのだろう、勇者が今から向かう場所についての口上を述べ始めた。
「王様、これより勇者アレンは仲間と共に魔国へと向かい、必ずや魔王を討ち取って参ります!」
その言葉を聞いて、魔法使いと僧侶以外は渋い顔をし、親衛隊長に至っては侮蔑の眼差しで勇者を見ていた。
皆、いらぬ波風を立てる勇者が嫌いなのだろう、この場に勇者の味方は魔法使いと僧侶だけだ。
それから話は進み、旅の資金は剣士であるカイトが預かることが、王の口より告げられる。
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