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剣がぶつかり合う音、銃声。
兵士たちの殆どはエンファシスだろうが、いくらソリチュードにエンファサイズの人々が多くても、4倍以上もいる兵士たちには楽には勝てない。
何秒、何分、何時間。
地球はどのくらい回ったのだろう。
黒い塊に、無数の穴が空いたように隙間ができ始めた。
兵士と、ソリチュードの人々の足元には、無数の死体が転がる。
そのなかに雨月の団員はいるのか?
まだ確認することはできない。
穴が広がっていく。
今は黒よか、赤黒い塊だ。
様々な能力を使って、生きようともがくソリチュードの人間たち。
家族のため、生き残るため、懸命に潰そうとする兵士たち。
段々と、生き残る人間が決まってきた。
今は、兵士たちが来る前の人数ほどに減っている。
鎧をかぶる者共は殆ど減り、ソリチュードにいる者も同様だった。
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