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「おはよう生徒諸君」
太っていること以外何等特徴もない中年のおやじが俺らの担任の黒田だった。
愛称黒ちゃん。
見た目は特徴がないがやることは斬新なやつだ。
「今日は突然だが全部の時間自習にする♪
俺が前に座ってるからわからないことがあったら聞いてくれ」
「はぁー
でたよいつもの黒ちゃんパラダイス」
チラホラ聞こえる溜め息混じりのその声に俺は賛成した。
けど楽だから黒ちゃんが担任で良かったと思うクラスメートが大半を占めていた。
そのおかげで俺らのクラス2-Eは学年断トツびりのクラスだった。
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