姉を愛した妹

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  ユア 「志穂が望む美穂の誕生日になった日、志穂にとって悲劇が起こった」 志穂 「…今、何て…?」 美穂 「彼氏が出来たから今日は帰って来ないって言ってるでしょ」 ユア 「志穂にはショックだった。 ずっと愛していた姉に恋人が出来た」 美穂 「役者なんだけどね、今日は空いてるらしいから誕生日祝って貰うんだ」 ユア 「ショックを受けてる志穂と違い、美穂は嬉しそうに志穂に話していた」 美穂 「今度、志穂にも紹介するからねー」 志穂(心) 「美穂が他の人のモノになるなんて嫌っ。 美穂は私だけの…」 ユア 「後ろを向いてる美穂に志穂は気付かれないように包丁を持つとゆっくりと近づいて行く」 美穂 「あっ、今度一緒にご飯食べに行こっか。 その時に紹介してあ……っ…志、穂…?」 ユア 「笑顔で振り向こうとした美穂の胸に志穂の包丁が突き刺さる」 志穂 「おやすみ、美穂」 ユア 「美穂の返り血を浴びて真っ赤になった志穂だが、嬉しそうな笑みを浮かべて美穂を抱き締めた」 志穂 「これで美穂は私のだよね?」 ユア 「愛おしそうに美穂の髪を撫でてる志穂の頬に一滴の涙が零れ落ちた」  
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