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「ちょっと待て。俺も、大概習ってたが?お茶と日舞の先生はかぶるはずだろ?誰に習った?」
「お茶は花木先生、日舞は奥田先生だけど?」
「同じだ。なのに何で会わなかった?」
「えへへっ。逃げまわってたから、結局先生がうちに来てた。」
「お前らしいな。先生たちの子供にも会ったことないだろ?俺達は幼なじみなのに。今度、紹介するよ。」
「はーい。あっ。そうだ。婚約会見っていつ?」
「一週間後。どうかしたか?」
「友達に言わなきゃ。変装しても、葉子にはばれそうだし。」
(うー。一から話さなきゃ。卒業までは、普通の子として過ごしたかったな。)
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