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激しい程の衝動が
全身を駆け抜け
精神と身体は
バラバラに動き出す
満月の夜の狼男の様に
眠り続けていた吸血鬼が処女の血を貪る様に
鼓動は高鳴り
眠れる姫さえ眠れない
意識は目眩に犯され
キレイな毒林檎など唯の飾り物
こんなにも君を想うとは
不意に甦る一瞬に
僕は捕らわれたら
もう止められない
止まらない
この手にするまでは
侵されそうになる意識を制御できない
繋がれた鎖が
何重にも巻き付く
ガラスの靴など忘れてしまえたら
こんなにも手に入れたい
不意に蘇る一瞬の鎖は
僕を繋いだまま
欲望の眼差しは
君を追い掛ける
不意に甦る一瞬に
永遠に捕らわれたら
君の全てをこの手にするまでは
もう止まらない
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