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部屋に入るなり充は黒いソファーに座り眠そうに目を擦りだしました。
「充!!来月だなんて私は聞いてませんよ!!無茶言わないで下さい!!」
「なんで?この部屋って元々モデルルームだから家具とか置きっぱなしで出ていかないといけないんだろ?」
「荷造りの心配もそうですけど手続きのことです!!いきなり出て行くなんて出来ないんですよ!?」
「分かってる、分かってる…その辺は俺がどうにかするから…慶輔は荷造りだけしとけって★それより俺は眠い…」
充は大きなあくびをしてゲストルームに行ってしまいました。
「はぁ…なんで充はいつもこうなんだか…」
さて、読者の皆様は分からないことだらけですよね……なにをどう説明していけばいいのやら。
では光史君とまー君、大地さんに雅と桔梗。この5人が5年間どう過ごしてきたのかを恐縮ながら私がお話いたしましょう。
私と充ですか?
変わりはありませんよ。唯一の違いと言えば充と一緒に海外出張に行くことが多くなったくらいですね。
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