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まるで瓦礫の山の様
晴れてる筈が
曇って見える
並ぶ店のどれも
看板が傾いている
錆び付いて
色が落ち
やっと読めれば
良い方で
弾痕やら焼け跡やら
死体の異臭で
空気に色でも
付いてるかの様で
あすこに座る老人は
昨日までは生きていて
下手くそな歌など
歌っていたのだ
手から足から蛆が湧き
周りは気づいているけれど
明日は我が身と見ない振り
そう言うよりは
当たり前だと
思っているのだ
当たり前に
起こっているのだ
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