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タタタタ
とリズム良く走る。
父さんが柔道場の師範してて物心がつく前から教えてもらってた。
だからそこらへんの男よりも体力の自信あるし、力だって負けてないと思う!!
そんな事を思いながら走ってたらあっという間に学校に着いてた。
余裕だったじゃん!
一年の女の子がこっちにくる
生徒「キャー!!美紀様おはようございます!!」
美「はよ。あれ?髪の毛切った?可愛いね?」
ニコッと笑って頭を撫でる
生徒「キャー!!!!!ありがとうございます!!!!」
赤くした顔を隠して走っていった
可愛いよなー…
あんな子になれば『女の子』になれたのかな……?
?「……き!…み…き!」
美「へ?」
声のした方を見ると
目パッチリでつやつやの栗色の髪。天然パーマでゆる巻きになっている。
いつ見ても可愛いよなー!
親友の舞を見ていつも思う…
舞「私の顔見てぼーっとしないの!口開いてるわよ!!」
舞は母さんみたいだ
いつか
宿題やった?
お風呂入りなさい!
とか言いそうだな(笑。
舞「聞いてるの?」
ムスッとして目線を向ける。
美「ゴメン!聞いてる。はよう。」
舞「おはよう。それにしても…毎日毎日、飽きないわねー…」
私の周りにいる女子生徒を見ながらいう。
美「だねー」
生「は…はよございます…!」
美「はよー」
挨拶を返してるだけなのにキャーキャー言っている
正直……五月蝿い。
ふぁー
とあくびをしつつ寝癖ではねた髪の毛をかき、舞と教室に向かう。
舞「こら!あくびをするなら手で隠す!!」
美「ふぁーい」
舞「もー!!」
怒っている舞を尻目に
挨拶をしてくる先輩や後輩にニッコリ笑う。
返事すれのがめんどうなだけなのだが…
笑いかけてくれたと喜ぶ人もいた。
。
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