第1章

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美「ねみぃ…」 机に突っ伏す。 女の子(私を除いて)は皆王子を見ている。 舞「ちょ!村川クンきてるのになんで寝るのよ!!」 いやいや… 寝たらダメな訳ですか?! 私がいつ机と向かい合わせになろうと勝手でしょ…舞サン!! なんて思っていると…… 優「おはようございます。」 舞「おはよう!」 優「あれ…?森田サンは寝ているのですか?」 舞「起きてるよ」 ぎょ!!言うなよ…… ゆさゆさと舞に揺さぶられ 根負けし机とのにらめっこを止め顔をあげる。 優「おはようございます(^^)」 美「……はよ(ボソ)」 ニコリと笑う優斗に不機嫌な顔をして挨拶を返す。 舞「あ!そう!そう!もうすぐバレンタインよねー!!今年は何食べたい??」 あー もうそんな時期かー この時期になるとニキビがやたら増える… 女の子にどっさりチョコをもらうからだ。 気持ちはすごく嬉しいのだけど…もらえなかった男子からの羨ましそうな目線が痛い。 美「…サンドイッチがいい」 舞「分かったー!」 王子がこっちを不思議そうな目で見る 優「……え?バレンタインにサンドイッチ…?」 舞「美紀ったら毎年すっごい量のチョコもらって甘いのばっか食べれないから舞だけは甘くないのちょうだいって言うのよー」 優「そうなんですかー!」 かすかにニヤと笑う 優「森田サン?勝負しましょうか」 美「……はぁ?!」 また始まった… めんどくせぇ…… 。
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