僕と彼女の邂逅

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「ちょっとした考え事だよ。そっちこそ、こんなところで何やってるの?夜久野さん。」 声の主は篠崎 夜久野さん  学校内でも指折りの美女…なんだけど交友関係も色恋沙汰も一切話が浮上することのない変わり者。   なんて、はたして僕が彼女を変わり者呼ばわりしていいものなのだろうか? 人のこと言えないほどに変わり者な僕なのにね。   ついでに人殺しだし、一般人の境界線は走り幅跳び世界新記録の勢いで飛び越えている。   話が脱線した気がするので本編に話題を強制連行。 彼女、夜久野さんはかなり美女なのだが僕は彼女から同種の匂いを感じ取っている。   恐らくは彼女も歯車が狂ってる歪人。 まぁ、これは僕の勝手な推測にしかすぎないのだが…。   「そう。私は教室の人ごみが嫌いだからここに来ただけよ。ここなら、この直射日光のあたる屋上にはだれもいないと思ったからね。そしたらあなたがここにいた。それだけのことよ。」   これは、もしや運命の出会いなのでは…? なんてどこかの都合の良いラブコメじゃあるまいし。
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