アキラ編 第一章 宇宙(そら)の風

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ラクシュミシティーのデパート内のジャンクフード店で、 アキラ達は軽い間食をとっていた。  「今日は十分にアキラにしごかれたから、ここで食い終えたら帰ろうぜ」 ハンスが疲れた顔でそう言うとブロッサムは  「何を言ってるのハンス。これから、   ファンキー・カフェで、ミユキちゃんの歓迎パーティーをやるんでしょ?」  「いつまで、   ブロッサムのわがままに付き合わされなけりゃいけないんだ」  「それなら多数決で決めない?」  「そうね、ベティー。それでは参加したい人は挙手!」 その場にいたハンス以外全員が手を上げた。  「わ、わかりましたよ。行けばいいんでしょ、行けば」 するとアキラの上着のポケットに入っていた小型の通信端末が鳴り出す。  「ご、ごめん。叔父からの電話だ」 そう言うとアキラは席を外し、ポケットから小型通信端末を取り出し、 応答ボタンを押す。   「なんか用でもあるの、叔父さん」  「実はいきなり仕事を切り上げることになった。   どうやら、地球軍が外で緊急軍事演習を行うそうだ」  「そうなんだ、わかった。   今、友達とデパートで遊んでるから遅く帰るよ」  「わかったよ、アキラ。元気に楽しむんだぞ」 すると通信が終わった。  「ごめん、待たせたね」 アキラがそう言いながらブロッサムたちのところに戻った。
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