アキラ編 第一章 宇宙(そら)の風

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ナーランダに6つある第5宇宙船ドックの周りを第41モビロイド小隊を含むモビロイド20機と、宇宙巡洋艦3艇が第2防衛ラインを形成していた。ここを突破されれば市街戦は免れない。  「いいか、スコット。これから貴様にとって初めての実戦に鳴るのかも知れん、だがひとつ守って欲しいことがある。なるべくですぎた行動を控えるんだな」  「了解しました、軍曹」 そう返事しながらスコットはコクピットに張ってある学生時代の今は亡き親友達との写真を見つめて、 ―――絶対、敵をとってやる。 そう心の中で誓った。するとナーランダ内の基地からモビロイド各機に通信が入ってきた。内容はベルデドスが15機だけの敵にブレイバーが40機、巡洋艦8艇もいた第1防衛ラインの防衛部隊が全滅したことだった。無論、敵はこのまま第5宇宙ドックに接近していた。
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