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ニコニコと笑顔でアリアは悔しがる真斗を見た。
アリア「じゃあ、いつものね」
真斗「…あぁ、わかってる。今週の土曜日に映画でも連れてってやるよ」
それを聞くとアリアは更に唇を緩め笑った。
ロッド「終わったか?」
間合いを考えてロッドが教卓の二人に近づいた。
アリア「えぇ」
ご機嫌にアリアは返してきくる。
ロッド「デートを決めるだけでどれだけめんどうなんだ…」
真斗「仕方ねぇだろ。これがオレたちのやり方なんだからよ」
アリア「そうよ。口出ししないで」
ロッド「別に口出ししやしねぇよ」
真斗とアリアのラブラブぷりにロッドははぁっとため息をはないた。
真斗「ため息してると髪がぼさるぞ?」
ロッド「はげるだ!ぼさるじゃねぇよ!」
アリア「そんなに怒るとモテないわよ?」
ロッド「喧嘩売ってんのか!?」
これまでも日常茶飯事なのかクラスは変わることなく話をしたり、遊んだりしていた。
すると、授業終了のチャイムが鳴り響く。
ロッド「てめぇら…連行だ!!」
ロッドは腕を二人に向け、イメージを一瞬で解放する。
ロッド「行き先はもちろん…」
真斗「アリア、あのロッド顔って…さっきのユージに似てないか…」
アリア「あら、奇遇ね。わたしもそう思ったわ」
さっきと同じく二人は体を振るわせた。
そんな二人の反応を無視してロッドは宣告する。
ロッド「ユージの『別離空間』だ」
真斗「ふざけんな!」
アリア「それは死の宣告よ!!」
二人は顔を真っ青にしてロッドに近付こうと力を入れた。
瞬間…
ロッド「行ってこい」
消された。
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