『一人の魔法バカの友と教師との日常』

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ロッド「今日は魔力数値と属性、魔具造りだけであとは帰れるらしいぞ」 教室に入ってきたロッドが言った。 生徒は喜び、周りの人と話しを始める。 ロッド「ってわけだからまずはお決まりのこれ」 ロッドの魔法で現れた一つの水晶玉。 透き通る無色で汚れの存在をしらないようだった。 ロッド「属性は五つまである。火、水、雷、風、地の五つだ。色は、火が赤、水が青、雷が黄、風が緑、地が茶、って具合だ」 ロッドが魔力を水晶玉に流すと緑色に変色して、そこに『10000』との数字が浮かび上がった。 ロッド「俺の属性は風で今現れた数字が俺の魔力数値だ」 一万、それがロッドの魔力数値と言われ、基準がわからない者でも多いのがわかってざわめきが起きる。 ロッド「ちなみに、このクラスには俺以上の魔力数値の持ち主がいる」 とロッドは真斗のほうを見た。 生徒も噂を知っているので全員が真斗を見る。 真斗「…やればいいんだよな?」 ロッドは頷く。 真斗はゆっくり立ち上がり、ロッドから水晶玉を受けとると魔力を流した。 ロッド(やはり、派生になりかけてるか) 真斗の魔力を感じてロッドは確信した。 ロッド(属性を使いこなして、希少ぐらいの確率でなるはずの派生属性になりかけてるって……こいつは何者なんだ?) 疑問を浮かべていたロッドの耳に生徒の声が聞こえ、慌てて真斗の水晶玉を見た。 色は赤で、火を表す。 次に数値は…… ロッド「八十万だとっ!?」 ロッドの数値を越すのは予想していたが、まさかここまでとは思ってもいなかった。 ロッド(八十万ってユージとかわんねぇじゃねぇか) 悪魔の教師と変わらない魔力数値に驚きながらも、噂にあった『アリア・ルペクト』も気になってしまった。 ロッド(こいつとアリア・ルペクトってやつ、一年後最強の肩書きが手に入ってるな…) そう思わずにはいられなかった。
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