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俺は勢いよく立ち上がった。
「まさか大輔と美咲は命令を実行したんじゃ?」
「そうかもしれない……もし次私達にこんな命令が届いたらどうしよう。ねぇ伸明?」
俺は泣いてる智恵美を抱きしめて、慰めた。
「こんな命令に誰が従うかって!なぁ今まで俺達にも服従確認ってメール届いていたか?届いてないよね?」
「届いていないよ……」
「方針を変えた?一体何がしたいんだ!これじゃクラス全員に大輔と美咲がエッチしたって言いふらしてるだけじゃないか!」
「だったら大変だよ!翔太がメール見て絶対にキレてる」
「そうだろうな。電話して聞こうにも大輔の番号知らないんだ。美咲の番号知ってる?」
「知ってるよ」
「なら電話して……やっぱり電話はいいや」
「どうしてよ?」
「なんて聞くんだ?大輔とエッチしたのかって聞くのか?」
「聞けない」
「そうだろ」
服従確認メールが届いた。
大輔と美咲は罰を恐れて、命令を実行したのか。
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