つぎのおはなし

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机をバン!とたたいて私は「はい注目。実はバッツを抜けださせたのはワタシだったりするのよん。」「なっ!?」黒魔術隊長と精霊魔術隊長の声がハモる。アイツら普段あんなに仲悪いのにこうゆう時だけはシンクロするなあとか思いながら、私は話を続ける。「アイツの力は伝令の他にもスカウトやスパイなんかとしても有能だから、テレパスの人が本当に真実を言ってるか確認するために出てもらってる。そろそろ帰って来る筈なんだけどね・・・。」私の影からズタボロになって息も絶え絶えのバッツが勢い良く飛び出してきて、「主様、申し訳ありませぬ。しくじりました。きゃつらは、いやあの方達は、ごふっ。げふっ。」血を吐いて肩で息をするバッツが「あの方達は、帝国でも名高い精鋭揃いの5121総合大隊と帝国特殊部隊の方々でした。数にしてこちらの約3倍はあります。その後から別の大隊の進軍音も聞こえましたので、全て合わせてこちらの約7倍はおります。」意識を失って倒れるバッツを抱きしめて後ろを振り返り、「と、言うことだ。時間はあまりない。策は限られてくるなんとも絶望的な状態だ。さて、ここでみんなに問題です。この状況を打開するにはどうすれば良いでしょうか?①正面きって戦闘開始②とりあえず策を練って戦闘開始③テレパスの人から情報をいただく。あー、因みになー。①②だと確実に死人でるからなー。①だと全滅か運良く何人か生き残れはラッキー位、②だと消耗戦で3日、後は①と同じ結果だぞー。君達はどんな判断を下しますかね?ああ第4の選択肢もあったな。このまま何もせずに皆殺しにされるとか、無条件降伏も有りだけど、やっぱりこの選択肢でも皆殺しにされるだろーね。ワタシ達色々と知らなくてもいい事知りすぎちゃったしね。このあたりを踏まえて、さーみんなで考えよう。まあ考えなんてまとまらないと思うけどね。因みに個人の意見は駄目だよ?全員の意見が一致しないと回答は認めませんから。因みに時間無いんでなー、バッツの状態からいって敵さん方はあと3時間内には確実に来るから、隊の行動も考えて、あと30分以内に決めてくれなー。各隊の相談は自由とします。ワタシはちょっとサクラの様子見てくるから。時間が致命的なまでに足りないから、さっさと決めてくれな。選択肢以外の選択とゆうのも有りだ。じゃあまた後でな」そう言ってワタシはテントを出た
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