つぎのつぎのつぎのはなし

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会議が終了したとゆうギルモアに連れられ、元のテントに戻ったワタシが見たモノは、体中に青痣を作ってムスッとしている部隊長達と奥の席でのんびり座ってるうちの老軍師アークさんでした。 「帰ったか。餓鬼共がギャーギャー喚いて何も纏まらんから、〆て黙らせといたが、とりあえず意見はまとめた。バッツの件もあるでな、とりあえずはそのテレパスを利用して脱出しようとゆう方向で落ち着いた。早速だが、これから何処へ向かうのかね?私の声も聞こえるのだろう?」アーク爺様が虚空に向かって語りかける。 うむ、なんかボケ老人みたいだ。そんなことを考えてたら、テレパスの人がワタシの頭の中で「なかなかに酷い事考えてますね。私の声は、高レベルの魔力の素養がないと聞こえない上に、一人しか聴けないんです。サクラちゃんと、先生、後はそこの黒魔術師と精霊魔術師2人位ですかね。私の声が聞けるのは。」「ふーん。そうなんですか。アーク爺様、何でも高い魔力の素養がないと聞こえないみたい。おーい。そっちでムッツリしてる女魔術師2人。今からテレパスの人が、そっちにも繋げてみるとさ。」「あ、本当に聞こえる。」2人の声がハモる。「さてと、はい注目。これからが本題ですよー。テレパスの声が聞こえるのが、部隊内で4人しかいないから、その4人の指示に従う様に。ワタシとサクラ、それに黒魔術師部隊長のミーナ、精霊魔術師部隊長セレンの4人だ。末端までの伝達はそろそろ回復するバッツと伝達部隊が担当する。マリオン隊長が、ゲリラ戦て1日稼いでくれるからそのあいだに撤退、つーかフケるよ。これから10分で支度してな。最初の目的地はデポルティボ渓谷。そこから地下通路を通って中立都市マルスに入る。マルス到着までは休み無しだから、体調管理はきちんとする事。会議はこれでおしまいだ。遅れたヤツはたとえどんな理由があっても置いていくからそのつもりで。怪我人は優先的に車に乗せる事。残りの車はローテーション制にして少しでも休める様にしとけよ。以上解散。」パンパンと手をたたいて退出を促す。「ちんたら歩かない。はい駆け足。」
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