はじまりのはなし

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「マリオン先生・・・・・何故貴女がこんな所に。」一人呟き、その、左目と両手足を失った死体に駆け寄る。そんな私に先程話しかけた部下のギルモアが、「知り合いですか?隊長」と声をかける。「ああ。私の師匠であり魔導剣士大隊のトップだった人だ。私達以外にも、実験体を追っていた部隊があったとゆうことみたいだな。しかし、師匠程の人が殺られるとなると、相当シャレにならない相手らしいな。」ごぼっ、と口から血を吹き出して目の前の死体だと思っていたモノが息をふきかえす。「少しの間気を失っていたみたいだな。しかし最後に我が愚弟子にあえるとは、神もなかなか粋な演出をするものだ。」「師匠」「黙れ。ジーン。私は国と軍に騙されていたよ。アレは実験体等では無い。軍の正規特殊部隊だ。任務に見せかけて厄介者になった私を消しにかかったか。」「なっ、どうゆうことなんですか?師匠程の方が殺される理由など」「黙っとれ。理由なら色々有る。偉くなるまでに色々と国の裏の仕事もやってきたからな。いいかジーン。此処へ送られて来たとゆうことは、お前の部隊もいずれこうなるぞ。皆殺しにされたくなければ、すぐにこの地を離れろ。今ならまだ間に合うかもしれん。」
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